「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

高校時代。

中学時代、南野陽子のファン過ぎて、一時、みんなから「ナンノちゃん」と呼ばれるくらい南野陽子が好きだった。彼女の曲の一つに「春景色」という名曲がある。その曲の歌詞に「紺色の詰襟の〜♩」とある。そう、そうなのだ。進学した相模大野高校の制服は、「紺色の詰襟」なのだ。え?駄目ですか。ま、勿論他にも理由はある。地域一番校を目指して設立された新設校であり、中学同様に歴史が浅く自分が関与出来る部分が残っているのではないか、相模大野駅から近く環境も良い等々。ただ、決め手は制服だ。笑。

東林中から進学したメンバーに仲の良い女友達もいて、高校入学当初和気藹々と話していたところ、同じクラスのボスキャラの男子が「あいつ女たらしじゃねー」と言いだし、急に肩身が狭くなり、「女となんて話してられるかよ」キャラを演じなければならなくなり、恋に恋する高校生が、一転暗黒生活の始まりとなります。だから、今テレビでオリエンタルラジオの藤森がチャラ男を演じきっているのを見て、「すげーなアイツ」と普通に思うのです。

その上、入学後やった学年一斉テストで、約500人で下から30番くらいの散々な結果で、部活なんかやってる場合じゃねーとなり、高1から塾に行く事を決めます。しかも、御茶ノ水駿台予備校の本校です。もはや、意味が分かりません。よって、授業終わったら速攻で御茶ノ水です。塾終わったら速攻で帰るから、学校でも、塾でも出会いはありません。でも、何故か男友達だけは増えていく。そんな生活を3年続け、現役で大学落ちるって今冷静に振り返っても親不孝な奴です。

なので、高校時代の思い出らしい思い出は無く、40才の時に2度目の成人式という事で集合がかかった時も参加するか悩んだものだ。その時は、唯一同じ高校から同じ大学に一浪して進学し、同じ部活に入った奴が参加するっていうので、参加。2人で、会の2時間前から卒アルで予習。そのくらい、高校時代もその後も関わりがなかった。で、参加してみると、意外と面白い人たちの集団だったんだと分かり、大盛り上がり。そして、この数年において刺激を与えてくれてるのは、高校時代の友人だったりする。人生とは、本当に分からんもんです。暗黒時代だと思っていた高校時代も、トータルで考えると無駄ではない時代だったようです。