「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

中学時代。

私は、相模原市立東林中学校の一期生である。

この事が、今後の人生において結構大きな意味を持つ。団塊ジュニア世代の我々にとって、中学校の先輩の存在は恐怖でしかない。ましてやひとりっ子であった私の不安は増幅するばかり。ただ、母譲りの「土俵際の強運」だけはあって、何と新設校が設立される事となった。それが東林中学校である。

一期生というのは、3年間ずっと最上級学年である。こんな素晴らしい事があるだろうか。その上、歴史もしきたりも無いから、全て自らの手で作るのだ。生徒会、部活、校則、学校祭、校歌、校章などなど。私は小4から剣道を習っていたので、剣道部設立に奔走した。1年目は顧問になる先生が見つけられず断念。2年目に何とか創部。私より上手い奴がいたので、残念ながら副部長。短期間で強くする為にどうするか、よく考えた。

また、3年次には高校受験の内申点を少しでもプラスにするべく、生徒会の会計という地味な役職に立候補し、当選。「皆様の一票、十票、百票をお願いします!」とかタスキ掛けてやってました。

就活の時の「自己分析」で気付いたのは、中学時代の何かを創り出していく感じを、もう一度味わいたくて、新卒の就活時には大手上場企業の内定蹴って、中小企業向けに融資をするベンチャー企業に就職した。職業選択にも影響を与えるくらい中学時代は充実していた。

一方で、先輩知らずで3年間のびのびと過ごしてしまった為に、その後の高校時代が暗黒時代となるとも知らずに…。