「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

営業所長デビュー。

1997年12月31日の大晦日

営業所長になる為に不足しているタイトル(新規トップ10)を獲得する為、あの鬼👹ツメの上司と2人で大晦日の朝から営業した。ほんと最終日の夜にギリギリで達成出来た。鬼上司のお蔭だ。自分1人では、諦めていたと思う。

年明けから、関東圏にある2店舗での営業研修を2ヶ月、その後本社で債権回収の研修を1ヶ月行い、1998年4月から都内の営業所所長となる。

着任早々、所内から「罵声」が。

前任の所長がやりっぱなしで退職した事もあり、引き継ぎもなく、とりあえず挨拶兼ねて身一つで営業所へ。着いた途端、所内には「罵声」が響く。お客様が怒っているのだ。所長初仕事だ。早速、対応の為、接客ブースに入ると、小指が無い方が怒っている。「マジかー」と心中穏やかでは無かったが、冷静に対応する事に尽力した。すると、返済したのに「契約書類が返却されていない事」に対しての怒り💢であった。早速、本社人脈を活かし、返済の事実確認、書類返却されていない事も確認出来たので、「書類返却する事」をお電話でお伝えすると、「指定の喫茶店に来い」「所長さんお一人でね」と指示を受け、内心超ビビるも、「俺は所長だから」と自分に言い聞かせ、「分かりました」と1人で指定の場所へ。

思った通りの薄暗い喫茶店。店前にはメルセデス

「やっぱ、本物か」と思い、帰りたくなったが「行くしかない」と腹括り、約束の時間5分前にお店の中へ。すると、先方は複数人いる。「それはずるいよー」と思うも、もう仕方ない。やる事やって帰ろう。返却書類のご説明を丁寧に滞りなく完了させ、場は和む。

 

「にいちゃん、よう1人できたのぅ。勇気あるわ。うちの組どうや?」と言って頂き、「有難いお言葉なのですが、今日から営業所長になったばかりなので、暫くは頑張ります!」と言ったら、笑って頂き、無事に帰る事が出来た。

それにしても、何とも緊張した営業所長デビューの日となった。