「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

卒業旅行。

また、海外旅行かよ。

そうなんです。海外旅行なんです。卒業旅行なんです。中国の旅行で、下手に自信をつけてしまったので、卒業旅行は社会人になったら、なかなか行けないところにしようと決めました。

部活の友人は何故か留年組が多く、ゼミの友達である「山ちゃん」と一緒に行く事に。「山ちゃん」は体育会ボート部🚣‍♂️で、身体いかついけど優しい人。で、初の海外の人。僕がリードする事に。

で、エジプト🇪🇬→イスラエル🇮🇱→トルコ🇹🇷→ギリシャ🇬🇷というルートを1ヶ月掛けて旅する事になりました。行きと帰りの航空券だけ買って、「あとは現地で」という旅慣れた人スタイルで。

エジプトは、空港内に斡旋業者が混ざっていて、いきなりぼったくられます。エジプトはなかなか手強いと分かり、現地で知り合った慶応大の2人組と一緒に行動する事に。詳細は割愛しますが「カイロでカイロ事件」で警察👮‍♂️に連行される事件では、慶応君たちの英語力に救われ、誤解を解き、警察署長と一緒に撮った写真も良い思い出です。なんだかんだ和気藹々と1週間のエジプト旅を終えます。

そこから、彼らと別れ、イスラエルへ飛行機で。

ここでも、一緒に乗り合わせた毎日新聞社の特派員の方が「君たち、日本人だよね?宿は取ってるの?」と問われ「僕たちはバックパッカーなんで、空港でも寝れます」みたいなアホな回答をし、「それは危ないから、宿取れなかったら、うちにおいで」と住所を書いたメモを下さいました。「いやいや、初対面の方のご自宅に厚かましくお伺いする事なんて出来ませんから。笑」と言いましたが、英語で行われる入国手続きが尋問で「何しにきた?何のために?どこに泊まる?そいつは何者だ?」などなど矢継ぎ早に聞かれ、ついつい頂いたばかりのメモを見せ、「マイフレンドだ」と言い、厚かましくも、夜分遅くに泊まらせて頂く事に。今思い出しても恥ずかしい。こちらで頂いた朝のご飯、味噌汁、納豆などの和食は最高に美味しくて、和食最高!と思ったものだ。その後、観光したエルサレム、テルアビブ、死海ゴラン高原などは私が旅行前に想像していたイスラエルではなく、近代的でおしゃれだった。教科書で教えるものと実際は違うものだなと理解した。

そして、トルコへ行き、イスタンブールアンカラトラブゾンカッパドキアなどをバスで回った。ロシアの国境に近く、黒海に面したトラブゾンのホテルで、部屋を間違え入ったところ、ピストルを見てしまい、殺されると思った事もあった。

最後の目的地ギリシャ

この4カ国の中では一番刺激がなく、ついつい刺激を求め、お土産としてエッチな本を買ったのが一番の思い出だ。笑。

そして、無事帰国し、その足で大学へ行き、掲示板で2人の卒業を確認し、ホッとした事を覚えている。

こんな無謀な旅も無事にやって来れたから、社会人生活もへっちゃらだぜ!と思っていた大学4年の3月であった…。