「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

減薬。

私は今、減薬中だ。

不足しているドーパミンを補充する役割を担う「メネシット 」を減らしている。

ピーク時は、1日6錠服用していた。しかし、効果を感じられない事もあり、ふと考えた。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」ではないか、と。

実際、服用してから1年も経たず、46歳で1日6錠服用していたら、60歳になったら服用上限も超え、より刺激の強い他の種類の薬を服用するか、DBSのような外科手術を受ける他ないと考えると、今一度服用について考え直そうと、自身で薬の量を調整してみた。

結論からすると、私の場合、1回の服用で1錠以上は過剰摂取なのではないかと感じるようになった。つまり、1錠でも、1.5錠でも、2錠でも効果は変わらないという事だ。ただ、問題は「効果の持続性」だ。私の場合、服用後3時間位で「薬が切れて」くる。

上記の事を、主治医に相談したところ、「服用回数」を調整しようという事となった。

1日3回(朝昼晩)→1日5回(7時、10時、13時、16時、19時)とし、7、13、19時は1錠、10、16時は0.5錠の計4錠とした。最初は、外に出る際に途轍もない「不安」が襲ってきたが、何とか1日過ごせたという「自信」から、「減らしても何とかなるんじゃないか」と思えるようになってきました。しかも、予定のない土日は、朝1錠服用しただけで1日を過ごせたというのが、「大きな自信」となりました。

私が減薬に挑戦しても良いのではないかと判断した根拠は以下の3つ。

①体重減(82→68kg)

②食生活の変化(炭水化物の摂取量減、アルコール減)

運動療法による筋力アップと柔軟性アップ

要は、身体が軽くなったのに、同じ量の薬を服用する必要はないのではないのかという事です。

減薬は誰にとって効果的であるかは分かりませんし、本来なら主治医としっかり相談しながらやるべき事だと思いますので、やってみようと思う方は主治医と相談しながら進めてみて下さい。

ちなみに、私は、今のところ、減薬して体調は良いです。

頭がボーッとする感じが減り、匂いも以前より分かるようになり、メントールのシャンプーもスーッとする感覚が強くなり、排尿や排便も快適な為、しばらくこのペースでやっていこうと思っています。パーキンソン病は、長期療養となる為、「薬との付き合い方」がとても重要ですよね。引き続き、自らを実験台として、最適な症状コントロール法を模索していきたいと思います。