「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

ネットで原因探しの日々。

最寄り駅まで行くのに、おじいちゃんやおばあちゃんにも追い越され、日に日に歩くスピードが落ちてゆく。営業先へ行くのも倍の時間かかるようになる。日に日に前屈みになり、歩きづらくなってゆく。腰も痛くなる。「原因は何だ」と、時間があれば検索する日々。「脳梗塞」「脳出血」「脳腫瘍」「ALS」「パーキンソン病」など色々と調べた。どれも当てはまるような当てはまらないような感じ。「原因は何なんだ」と鬱々とした日々がおよそ3年続く。

お取引先の横浜のクリニックの事務長の一言。

「その歩き方は普通じゃないから、うちの院長先生に診てもらえば」と。著名な先生なので、「いやいや、私ごときに時間割いてもらうのは申し訳ないから、大丈夫ですよー」と言い、その場は終わったのだが、事務長の取り計らいで、後日検査並びに診察していただく事に。

まず、「睡眠時無呼吸症候群」の診断をされた。「富士山の8合目で寝てるようなもんだよ。よく生きてたなレベル。寝てる時、1分くらい呼吸してないよ」と言われた。内心で「睡眠負債による影響で、手の痺れが出るのかもなぁ」と思ったりした。併せて、慎重かつ丁寧に触診してくださり、「振震や固縮などの症状が左側に偏っているから、右脳の運動野に腫瘍があると考えるのがノーマルかな。もう一度、MRI撮ってもらおう。次は撮像と読影の日本一のとこでやろう」という事で、後日紹介された腕前日本一という八重洲のクリニックへ。結果、3年前同様「MRIは問題なし」との事。もっと精密にという事で、筑波大学で日本に2台しかないというメチオニンペットという検査をするも「問題なし」との判断。また、迷宮入りの不安。

次は、横浜のクリニックの先生の紹介で、八重洲の脳外科の先生に診察頂いたところ「私の範疇じゃないわね。神経内科の先生に徹底的に検査してもらった方がいいわね。こういう原因不明なものは、東大が強いから、紹介状書いてあげる」となり、東大病院へ行く事に。

いよいよ大袈裟になってきたなと思う反面、ここでも分からなければどうなるのかなという不安も湧き上がってきた。ただ、色々とネットで調べていて、私は一つの結論を持っていた。それは「パーキンソン病」ではないかという事だ。何故ならば、「MRI、CTで異常なし」で「症状が片側から出る」という事に完全合致していたからだ。