「左利きの憂鬱」の日記

思い通りにならない日々でも、腐らずに生きていく。

梅雨にも負けた。

梅雨時期は、本当に調子が悪い。 今日もお休みを頂いた。目が回る感じで、頭がボーッとする。脚の動きも悪く、家の中もまともに歩けない。雨の中で、杖ついて、傘さして歩くのは大変だ。両手を奪われる。その上、駅の階段は、結構滑る。体調が良くて、コケて…

人生100年時代ってどーよ。

最近、マスコミなどで「人生100年時代」という言葉が当たり前の既成事実のように語られるけど、本当に嫌な気分になる。パーキンソン病が完治する病気になるかは分からないけど、今46才だから単純に計算して「あと54年」もある。病気のままの54年は長すぎる。…

ノーサイド・ゲーム。

いよいよ昨日からTBS日曜劇場で「ノーサイド・ゲーム」が始まりましたね。 大泉洋、好きなんです。 ただ、にわかファンです。 「水曜どうでしょう」ではなく「探偵はBARにいる」あたりから好きで、「こんな夜更けにバナナかよ」で大好きになりました。実在す…

「諦める」って難しい。

「諦める」って難しいなぁ、と最近思う。 そんなに意識していなかったけど、病気になって、「結構出世したかったんだな、俺」と思う。病気になる前は、自分で言うのもなんだけど、結構頑張って、会社の成長に貢献してきたつもり。この4年も脚を引きづりなが…

病気になって気付いた事。

Facebookに、パーキンソン病である事を公表して4ヶ月。 症状が出始めてからの4年、特に診断されてからの1年間は、沈黙を続けた。友達からの飲みの誘いなどはほぼ断った。なぜなら、「最近どう?」と聞かれて、「実はパーキンソン病なんだよね」ってなった時…

「血流」と「天候」と「人混み」と「歩行」の考察。

私は、だいたい午前中は調子が良くない。 それは、薬が効いていないからだと考えていました。しかし、最近、効かないのは「血流」の問題ではないかと考えるようになってきました。朝は、左脚がこわばり、すくむため、横跳び歩行やツーステップ歩行で騙し騙し…

アイスの話。

昨日夕食時のテレビ番組ジョブチューンで「赤城乳業のガリガリ君」を特集しているのを見ながら、娘が「お父さんのアイスの話好きなんだよねー」と。 話は、私の幼稚園の時に遡る。それは、とにかく暑い夏の日だった。一人っ子である私は、わがままである。母…

ダンサーになりきってみる。

何の話やねん!笑 いきなり意味不明ですみません。前回「歩けない」を書いてから、どうすれば歩けるのかヒントを探していました。すると、京都で開催されていたWPC2019に参加された方からLINEで以下のようなコメントが流れてきました。 ………………………………………………………

歩けない。

今朝は体調も悪くなかった。 血圧も、体重もいつも通り。目覚めてから部屋の移動もそこまで苦労はなく、体調は悪くない。むしろ、いい方かも。天気も梅雨入り後の晴れ間のような日差しで、心も晴れやかだ。 最寄りのバス停へ向かう途中から、脚の動きがイマ…

アジレクト。

昨日、パーキンソン病の定期診察の為、東大病院へ行った。 先生は、私が症状の改善欲求の低い人だと思っているようだ。歩きづらそうなのに、薬は増やしたくないと言うし、以前処方された「レキップ」はめまいと吐き気の症状が出る為、相談もせず、勝手にやめ…

感謝。

1ヶ月ちょっとの期間書き続けてきた「左利きの憂鬱」のブログも、今日で一旦終了します。 お付き合い頂きました皆様、誠に有難うございます。「若年性パーキンソン病」と診断され、丁度丸1年が経過し、「何故こうなってしまったのだろうか?」と冷静に振り返…

「Twitter」と「PD cafe」。

Twitter。 ネットで調べていても、どれも似たり寄ったりの情報ばかりで、当事者の話が聞きたかった。一般的には「パーキンソン病友の会」に加入するのだろう。ただ、ネット上での評判やサイトの作りからもシニアな方々の集団で、同世代はあまりいないだろう…

「公表」と「引き継ぎ」。

診断後、社長に報告。 転職エージェントの営業として、500社近い企業を担当していた事もあり、動かなくなっていく身体で、担当し続ける事は難しいと考えており、動けるうちに引き継ぐ必要があると考えた。社長に報告するのは勇気が必要であった。何故ならば…

若年性パーキンソン病。

東大病院。 担当の神経内科の先生は、ジーンズに白衣というラフな格好で、歳は僕より一回りは若そうな男性だ。物腰柔らかく、しっかり今までの経緯についても事細かに話を聞いてくれた。触診も横浜のクリニック以上に丁寧に確認してくれたので、安心した。そ…

ネットで原因探しの日々。

最寄り駅まで行くのに、おじいちゃんやおばあちゃんにも追い越され、日に日に歩くスピードが落ちてゆく。営業先へ行くのも倍の時間かかるようになる。日に日に前屈みになり、歩きづらくなってゆく。腰も痛くなる。「原因は何だ」と、時間があれば検索する日…

厄年。

転職エージェントとして、多くの方の履歴書を拝見させて頂いた。その中には、40代、50代の方も多くいらっしゃいます。その時、チェックするポイントの一つに「厄年」の過ごし方がある。男性の40〜42歳の期間である。 この期間、多くの方が「思いがけぬ事」を…

転職エージェントという仕事。

私が入社した2001年9月は、まさかの全社で「0」であったが、後にも先にもそのような業績であった事はない。ただ、その事により、私は気合いが入った。尊敬する社長のやり方、考え方、話し方をマネた。気付いてみたら、仕事中は「関西弁」になっていた。そし…

転職。

何も決めずに、辞めた。 心身の疲労度はmaxだった。深夜残業は当たり前。転職に向けて準備する余裕はなく、辞める事だけでも大変だった。 有り余った有給消化期間中に、次を決めよう。 とはいえ、最初の1週間は、採用関連のお取引にご挨拶に廻ったり、テレビ…

バッシング。

東証一部へ上場直後から、同業他社のエゲツない債権回収がマスコミの標的になる。その会社と同じような事をやっているかのような報道がされる。それから、業界大手2社という括りで、連日叩かれ始める。事実無根の報道もあれば、さっきのMTGで話していた事が…

人材開発室。

配属された当時、人材開発室は「新卒採用チーム」と「中途採用チーム」に分かれていた。「人事企画」は新卒採用チーム側にあり、「給与労務」は中途採用チーム側にある何とも変なフォーメーションだが、新参者としては何か言える立場にもない。私は「中途採…

所長デビュー後の話。

怖い人にも立ち向かい、難局を乗り越えた私は、やる気に満ちていた!「本社出身の営業所長だ、華々しい業績を上げて、全国に名を轟かせるのだ!」と鼻息荒く意気込んでいた。 まずは、営業所内の大掃除。全ては「整理整頓」からだ。その上で、担当エリアの市…

ちょっと怖い話。

債権回収にまつわる怖い話。 本店営業部時代に、連絡がつかなくなった顧客の元へ実地調査として先輩の代理で訪問。対象となるマンションに到着し、ターゲットの部屋へ行くと「すっかりもぬけの殻」となっている。早速、上司へ電話報告すると「隣の住人にいつ…

営業所長デビュー。

1997年12月31日の大晦日。 営業所長になる為に不足しているタイトル(新規トップ10)を獲得する為、あの鬼ツメの上司と2人で大晦日の朝から営業した。ほんと最終日の夜にギリギリで達成出来た。鬼上司のお蔭だ。自分1人では、諦めていたと思う。 年明けから、…

日本一の「ツメ」。

新任のブロック長は、剣道でも日本一。 数字への執着心は、今まで付いた上司の中で頭抜けていた。「達成」は当たり前、「前倒し」で普通、「如何に前倒しするか」が彼にとっての重要なこだわりポイントだった。正直、「達成」だけでも大変なのに「前倒し?」…

睡眠不足。

当時、相模原の自宅から三越前の本社まで1時間以上かけて通勤していた。朝8時までに出社する為には、6時過ぎには家を出なければならない。夜も0時過ぎまで勤務し、ほぼ毎日終電だ。場合によっては、1万5千円以上払ってタクシーで帰宅していた。家に着くのは1…

『くさりにつながれたゾウ』。

「アメ」の話。 「ムチ」の話はもうしなくてもお察しがつくと思うので、「アメ」の話をしようと思う。人は「賞賛」に弱い。業績を上げたら、徹底的に「褒められる」し、「昇格」も早い。人望とかはほぼ関係なく、業績依存の「昇給昇格システム」だ。加えて、…

「罵声」の恐怖。

当時、貸金業法の上限金利は年利40.004%。 「は?マジ?」と思われると思うが、「マジ」だ。元々は109.5%だったから、これでもだいぶ引き下がったのだ。そもそも、こんな高金利でお金を借りて、企業経営が成り立つわけがないので「つなぎ融資」として短期間…

アポ取り。

新人の最初の仕事はアポ取りだ。 1日割り当てられた地域の中小零細企業に対し、200本電話掛けするのが、最初のノルマ。学生時代、部活の取り纏めで電話をよく掛けていたし、話すのは得意だと思っていたから、「正直楽勝でしょ」と思っていた。 そんなに世の…

キッカケは一枚のハガキ。

そこには「株価日本一の会社」というコピー。 事業内容は中小企業向け融資やベンチャーキャピタル、とある。聞いた事のない会社だったが、バブルが弾け、これからは「中小企業の時代かも」なんて漠然と思っていた事もあり、会社説明会に参加。 今まで参加し…

卒業旅行。

また、海外旅行かよ。 そうなんです。海外旅行なんです。卒業旅行なんです。中国の旅行で、下手に自信をつけてしまったので、卒業旅行は社会人になったら、なかなか行けないところにしようと決めました。 部活の友人は何故か留年組が多く、ゼミの友達である…